

リモートワークで意識したこと
【1月は4回講演会やりました】 1月は4回「energizer今野誠一新春講演会」を展開しました。
これは、新型コロナウイルス感染者が急増している状況の中で、「少しでも皆で励まし合い、助け合って乗り越えて行きましょう」という企画でした。 人と組織のエネルギーを上げる取り組みを仕事にしている今野誠一から、コロナ禍突入で自分自身が取り組んで来たことを「自分自身」「家族/友人」「職場」の三つのカテゴリーで報告しました。 その後、ご参加の皆さんで感想共有や意見交換をしていただきました。
さて、3回の講演会で話した話題の1番人気はなんと私の「家族との話」でありまして、2番目は「GOOD&MORE」そして、3番目は当日あまり詳しく話せなかった「リモートワークで意識したこと」だったんですよ。
「参考になったので、後日会社で社員に共有しました」という方もいらっしゃいました。
「次回は、詳しく説明してほしい」というご要望もいただきましたので、ブログでお届けしたいと思います。
私は、ツールについては修行中の身ですので、お話ししたのはリモートワーク状


energizerとしての自己分析
【潮目が変わった】 忘れもしない、昨年のクリスマスイブの日です。 新型コロナウイルスの感染者数が、東京都で888人、全国で3,740人と過去最高となったと報道されました。 私の中で何かうごめくものがあり(心のスイッチが入った感じ?)、何かしなくてはと感じました。 「潮目が変わった」「もっともっと増えるに違いない」「緊急事態宣言も出る」 最悪のシナリオのスタートを予感しまして、自分もそうですが、世の中全体がまた重苦しさで覆われるのは嫌だなあと思いました。 一応、組織のエネルギーを上げる仕事をしていますので「自分を、家族を、職場を元気にしようよ!」と語り合う場づくりをしたいなとスイッチが入りまして、講演会3連発をすることにしました。 その後、1月7日に2,447人と大幅に更新することになりまして、1月8日には1都3県に緊急事態宣言が発出される事態になってしまいました。不本意ながら予感が当たってしまいました。 【energizerとは?】 23年組織変革(戦略)のコンサルタントを生業にしてきましたが、ひとつ確信を持ち持論にしていることは『リーダーはこと


WHYから始めよ!
〈複合機のエンジニアのMさん〉 オフィスでは、ずっとR社の複合機を使わせてもらってます。 フィニッシャーと紙折機能も付いた優れものです。 一番多い仕事は、研修のワークシート、テキストの作成ですね。 特にテキストについては、中綴じのできるフィニッシャー(自動ホチキス)が手放せません。 定期点検と、酷使しているが故の故障の修理に決まったエンジニアのMさんが来てくれます。 とても気のいいエンジニアの方で、次第に来られた時に会話するようになったんですね。 ある日の修理が終わった時の会話です。 今「いやあ、Mさん、早目に直してもらえて助かりました。ちょっと大きな研修が迫っていたんですよ」 M「よかったです。今野さんの研修ってどんな研修なんですか?」 今「課長さんなどの管理職の皆さんに集まってもらって、部下一人ひとりのエネルギーや、職場全体のエネルギーを上げるにはどうしたらいいかを一緒に考えるんですね。それと・・・(以下省略) M「初めて聞く話で新鮮です。自分の修理が今野さんの研修に直接役立っていると思えました」 Mさんは、「お客様の仕事内容を知るのはいいで

MVVの成功事例
【マテックス社の「コア・バリュー浸透プロジェクト」】 年末年始に、昨年1年間を振り返っていました。 いつも全ての仕事に思い入れを持って臨んでいるのですが、コロナ禍の昨年の活動はとりわけ印象に残りました。 その中でも、制約の多い状況でも取り組みをやめずコア・バリューの浸透活動を続けた、「マテックス株式会社(以下、マテックス社)」をご紹介します。 マテックス社は、池袋に本社事務所を持つ、ガラスの卸を生業とする会社です。 創業が昭和3年5月といいますから、あと8年で100年企業という老舗でいらっしゃいます。 社長は3代目の松本浩志さんで、私が心から尊敬している経営者のお一人です。 松本浩志社長が、従業員の皆さんと経営の中心に据えてその浸透に取り組んでいらっしゃるのが「コア・バリュー」です。 このコア・バリューを重視した、会社を挙げた取り組みを「コアバリュー経営」と呼んでおられます。 「コア・バリュー」とは、企業理念やビジョンの実現に向けて、社員が大切にして行動してほしい(したい)共通の価値観のことを言います。 マテックス社の上位概念は、ビジョン、コア・