今こそGOOD&MORE

2020/06/25

複数の友人が、やり取りの中で「この時期にこそGOOD&MORE(グッドアンドモア)の考え方が有効だね」というメッセージをくれました。

 

非常に嬉しく思ったのですが、「今こそGOOD&MORE!」とも言えますし、別の表現では「緊急時にこそ原理原則に基づいて考えることが必要だ」とも言えるのではないかと思います。

 

 

これがGOOD&MORE(グッドアンドモア)の概念図です。

 

 

 

 

1.危機の時こそ理想像(ビジョンorTO-BE)

 

新型コロナウイルスの世界中での猛威は想像をはるかに超えていましたね。

緊急事態宣言が発せられ、様々な分野で自粛要請が出て、家に閉じこもる日々が続きました。

 

ウイルスの全容も分からず、自粛がいつまで続くか分からない中では、先行き不安にさいなまれストレスと闘っていた人も多かったのではないかと思います。

 

「今は先のことウンヌンよりもまずはキャッシュを手にすることだ」という持論の経営者も多かったように思います。

 

仕事がストップし先が見えない中では「まずは現金を手にせよ」というのは、それはそうなんですが、もう一つ大事なことは、そんな状況の中でも「どうあるべきか?」を考えるということですよね。

 

 

どんな状況でも必要なのは、生きる希望です。

 

 

社長は、「まずはキャッシュだ」と資金繰りに奔走するのは当然なのですが、それと同時に社内に対して「大丈夫だ。絶対乗り切れる。乗り切った先にはこれこれこんな強い会社になっていて、こんな状態になっているはずだ」という絵を嘘でもいいから力強く言えるといいですね。

 

 

繰り返しになりますが、人はどんな状況でも生きる希望が必要です。

 

 

もしも「この状況ではそんなの(ビジョンを描くなんて)無理だよ」という場合は、せめて「この状況でもこんな気持ちで、こんな態度で乗り切ろうではないか」と、あるべき姿を示すということでもしたいものだと思います。

 

 

 

2.危機の時こそGOOD&MORE

 

先行き不安に襲われ、ネガティブモードに入ってしまうと、何もかもを後ろ向きに受け止めるようになっていきます。

 

私はBAD&NO(バッドアンドノー)という言い方をしているんですが、「あれも駄目これも駄目」というメンタルになってしまうわけです。

 

 

自分自身のことにネガティブ(弱気)になることもさることながら、往々にして他罰的思考になり、政府や自治体のやることなすことに攻撃的になり、twitter上などは批判的コメントをこれでもかと読ませられる羽目になります。

 

気持は分からないではないのですが、それが建設的かと言えば、ネガティブ発信をすればするほど自分自身のストレスも蓄積されていくという悪循環に陥っているのではないでしょうか。

 

 

GOOD&MOREには二つの意味があります。

 

 

ひとつは、思考の順番です。

 

身の回りのネガティブなこと、悪いことではなく、まずは「GOOD」、うまくいっていること、よいことに目を向けます。

 

その後で、もっとよくするためには、何を変えていけばいいか、特に自分で変えられることは何かを考える(もっとよくするためのことを考えるという意味で“MORE”と呼んでいます)という順番です。

 

 

ふたつ目は、GOOD(うまくいっていること、よいこと)とMORE(もっとよくするためのしなければならないこと、変えなければならないこと)の両方をバランスよく心の中に置いて、BADで埋め尽くさないようにするということです。

 

 

BADで埋め尽くすことを、私はBAD&NO(バッドアンドノー)と呼んでいます。

 

 

 

 

3.危機の時こそHERE&NOW

 

HERE&NOWとは、単語の直訳で「今、ここ」ということ。

文字通り、あれこれ考え過ぎずに「今、ここ」でできることをしよう、という考え方。

 

GOOD&MOREの「現在地」の概念では、10の目盛りを一足飛びに10に持って行こうとせずに、目盛りをひとつ上げるために何をするか?という地道な取り組みをしようという意味です。

 

 

組織においては、リーダーがメンバーに対して「焦って右往左往して、あれもこれもと考えるな、今ここで自分が何かできることを一つひとつこなしていけ」という発言になりますし、進捗の尺度のある仕事やプロジェクトに向き合っているのであれば「今、3まで来ているんだとしたらまずは4にするのに何をしたらよいかを考えて動け」と言ってあげることですね。

 

 

 

4.危機の時こそ「REGARD&TRUST」

 

REGARD & TRUSTとは「尊重と信頼」ということ。

 

危機の時、厳しい状況で対応が難しい局面でのストレス一杯の時には、誰もが他罰的になっていきます。

 

自分以外の人への思いやりや、尊敬の気持ちを失い、ついつい不用意な言葉を発してしまい、それが原因で信頼関係にヒビが入って修復不能に陥るようなことも起こってきます。

 

 

そんな時には、意図的に尊重と信頼の心を取り戻さなくてはなりません。

 

 

コンサルティングのお客様企業には、例えば一週間の始まりなどのタームでチーム単位で集まって、先週あったお互いの自分との違いで尊敬するところ、仕事ぶりで素晴らしいと思ったことなどを伝え合う時間を取ってもらっています。

 

 

その儀式を「今週のREGARD&TRUST」と呼んでいます。

 

 

一瞬立ち止まってチームメンバーで「REGARD&TRUST」をする。

とてもお勧めです。

 

 

 

友人たちが言ってくれている「この時期にこそGOOD&MORE(グッドアンドモア)の考え方が有効だね」という言葉に触発されて、今日のブログは「今こそGOOD&MORE」でした。

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